遺産分割

遺産分割とは、遺言書がない場合に相続人の協議で遺産の分割方法を定めることを言います。

相続人全員の合意があれば、かならすじも法定相続分に従う必要はなく、

どのように分割しても構いません

「相続人の範囲」…誰が相続人かを確認します。

「遺産の範囲」…被相続人が亡くなった時点で所有していて、現在も存在するものが、
．．．．．．．．．遺産分割の対象となる遺産であり、その範囲を確定します。

「遺産の評価」…遺産分割の対象となる遺産のうち、不動産等の評価額を確認します。

「各相続人の取得額」…②で確認し、③で評価した遺産について、
．．．．．．．．．．．．法定相続分に基づき各相続人の取得額が決まります。
．．．．．．．．．．．．ただし法律の条件を満たす特別受益や寄付分が認められる場合には
．．．．．．．．．．．．それらを考慮して各相続人の取得を修正します。

「遺産分割の方法」…④の取得税に基づいて、各相続人に分割します。
．．．．．．．．．．．遺産の分割方法には、現物分割（その物を分けること）、
．．．．．．．．．．．代償分割（その物を分けるが、差額を金銭で調整すること）、
．．．．．．．．．．．換価分割（その物を売却して金銭を分配すること）などがあります。

「遺産分割の成立」

 配偶者の税額軽減が適用されない

 物納予定財産が未分割の場合、物納が許可されない

 納税猶予の特例の不適用

 小規模住宅地等の課税の特例の不適用

したがって、遺産が未分割の場合には、この特例の適用が受けられなくなりました。
ただし申告期限後、３年以内に分割された場合には、更正の請求書を提出することにより
特例の適用を受けることができます。